研究課題/領域番号 |
23520064
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
印度哲学・仏教学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
蓑輪 顕量 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (30261134)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 円爾 / 良遍 / 円照 / 凝然 / 真心要決 / 華厳宗要 / 華厳法界義鏡 / 宗鏡録 / 南都仏教 / 禅宗 / 志玉 / 一心 / 法相宗 / 達磨禅 / 勧誘同法記 / 日珠鈔 / 和会法相 / 義林章 / 法勝寺御八講 / 論義 / 両様 |
研究概要 |
中世初頭、禅宗が南都の法相宗、律宗、華厳宗にも影響を与えたが、それは東福寺円爾辨円の臨済系の禅であり、その中心に永明延寿の著作である『宗鏡録』が存在した。東大寺戒壇院の円照、凝然などの諸僧及び生駒竹林寺の良遍に影響が顕著に見られる。良遍は『真心要決』で見聞覚知があっても認識のない無分別智の境地を覚りの境地とし、それを禅の本来固有の本有仏心であると捉えた。 円照は伝記資料に残された否定的な表現から禅的な理解が確認される。凝然は初期の『日珠鈔』から晩年の『華厳宗要』に至る過程で、妄心よりも真心を強調する傾向に展開し、華厳の行として頓悟頓修を認め諸行が是認されるが、それも『宗鏡録』の主張と一致する。
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