ニュートン主義における自然と「人間の科学」の成立

• 研究課題/領域番号: 23520101
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 思想史
• 研究機関: 名古屋大学
• 研究代表者: 長尾 伸一 名古屋大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (30207980)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円); 2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2011年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: ニュートン主義 / 人間の科学 / 科学史 / 社会思想史 / 経済思想 / スコットランド / 社会思想 / 啓蒙 / アダム・スミス / 科学思想 / 経済学史 / イギリス / 18世紀 / 社会科学史

研究概要

本研究は「人間の科学」の生誕の地だった18世紀スコットランドのニュートン主義に焦点を当てつつ、近代科学が見た「自然」がどのような「人間的自然」の生成に結びつき、この連関がどのように変容して現代的な人間観、社会観を生み出したかを、次の点について解明した。
（１） 近代科学における迷宮としての自然　（２）自然という書物の解釈学　（３）「精神の科学」と普遍的命令文の生成（４）二つの秩序

研究成果

• [雑誌論文] 初期近代ヨーロッパにおける複数世界論の展開 (2014)
  • 著者名/発表者名: 長尾伸一
  • 雑誌名: 経済科学 巻: 第61巻第4号 ページ: 1-21
  • NAID: 120005411108
• [雑誌論文] 明治初期の天文学と世界の複数性論 (2013)
  • 著者名/発表者名: 長尾伸一
  • 雑誌名: 経済科学 巻: 第61巻第3号 ページ: 1-14
  • NAID: 120005365859
• [学会発表] シンポジウム「都市と災厄の思想」世話人および司会 (2011)
  • 著者名/発表者名: 長尾伸一
  • 学会等名: 社会思想史学会
  • 発表場所: 名古屋大学
• [学会発表] セッション「各国、各時代比較による近代社会思想史記述の試み」世話人および司会 (2011)
  • 著者名/発表者名: 長尾伸一
  • 学会等名: 社会思想史学会
  • 発表場所: 名古屋大学
• [学会発表] セッション「ヒュームとスミス」報告「啓蒙と社会」 (2011)
  • 著者名/発表者名: 長尾伸一
  • 学会等名: 社会思想史学会
  • 発表場所: 名古屋大学
• [学会発表] "public knowledge in the East and West" chair and organiser (2011)
  • 著者名/発表者名: Shinichi Nagao
  • 学会等名: International Congress of 18th Century Studies
  • 発表場所: Graz University
• [学会発表] "Newtonianism in the East and West" chair and organiser (2011)
  • 著者名/発表者名: Shinichi Nagao
  • 学会等名: International Congress of 18th Century Studies
  • 発表場所: Graz University
• [図書] ニュートン的モーメント (2014)
  • 著者名/発表者名: 長尾伸一
  • 総ページ数: 520
  • 出版者: 名古屋大学出版会