研究課題/領域番号 |
23520102
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
片倉 望 三重大学, 人文学部, 教授 (70194769)
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研究分担者 |
藤田 伸也 三重大学, 人文学部, 教授 (20283509)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 空間的歴史軸 / 中国古代美術 / 天円地方説 / 四神獣 / 楚帛書 / 五行思想 / T字型帛画 / 九重の天 / T字型帛画 / 非衣 / 五木 / 馬王堆漢墓 / 彝器 / ギリシャ美術 / アキレウスの盾 / エクフラシス / 長沙子弾庫楚墓 |
研究成果の概要 |
本研究では、思想・美術の空間的歴史軸の構築を目的とし、その第一歩として空間表現と時間表現との関わり方の変遷を明らかにした。美術に関しては、そもそも空間芸術である美術作品を空間表現の面から考察することは難しくない。しかし時間そのものの表現に美術は不向きであり、まして、古代美術ではその表現は稚拙である。従って、中国の古代美術においては雲気および龍鳳などの神獣の表現から気の思想を跡づけることこそが、時間表現を検証する手がかりとなるのかも知れないということがわかった。また、思想的面では、空間と結びついた「四神獣」の成立が五行思想の展開と深い関わりを持つものであることを明らかにした。
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