研究課題
基盤研究(C)
本研究は、スペインの植民地を中心とする新大陸の先住民像に焦点を当て、その類型と系譜、社会的機能を明らかにしようとするものである。ペルー、メキシコ、およびヨーロッパ各地で調査をおこない、そこで得られた作品および一次資料の分析に基づき、その表象が、自然科学的探査の成果と、古代のテクストなどの典拠に由来する人文主義的関心の双方に依拠して構築されたことを明らかにした。またその人工的なイメージは、植民地の先住民の自己表象の形成に重大な影響を与えたこと、先住民エリートの植民地社会への適応を演出する図像的な装置の役割を、祝祭などの場において果たしたことを明らかにした。
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すべて 雑誌論文 (5件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件) 図書 (2件)
The Atlas of Site-specific Art: North and South America (Phaidon Press, London)
巻: 巻号なし ページ: 332-333
エル・グレコ再考 1541―2014年 研究の現状と諸問題(国際シンポジウム議事録)
巻: 巻号なし ページ: 51-56
形
巻: 2 ページ: 14-15
コンフリクトのなかの芸術と表現 文化的ダイナミズムの地平
巻: 4 ページ: 3-39
月刊みんぱく
巻: 35 ページ: 15-15