研究課題/領域番号 |
23520121
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美学・美術史
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
渡辺 浩司 大阪大学, 文学研究科, 助教 (50263182)
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研究分担者 |
田之頭 一知 大阪芸術大学, 芸術学部, 准教授 (40278560)
伊達 立晶 同志社大学, 文学部, 准教授 (30411052)
石黒 義昭 大阪歯科大学, 歯学部, 非常勤講師 (40522785)
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研究協力者 |
井上 由里子 立命館大学, 非常勤講師
横道 仁志 大阪大学, 大学院生
井奥 陽子 東京藝術大学, 大学院生
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2011年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 弁論術 / 美学 / レトリック / バウムガルテン / マイアー / ライプニッツ / エクフラシス / 修辞学 / キケロ / 芸術学 / イマジネーション / ファンタジー |
研究概要 |
16世紀から17世紀にかけて、古代弁論術の用語や考え方が大きく変容していた。弁論術の初等教育の1科目であるエクフラシスは言語描写という意味だが、絵画描写という意味となった。またキケロの言う理想的な弁論家という考え方は、天才が独創によって理念を描くというイデアの模倣という制作論へと変化した。美学そのものは、18世紀中葉にバウムガルテンによって創建された。バウムガルテンは直近の弁論術書を参照していた。またキケロの『弁論家について』の判断というメタファーも美学に影響も見られる。『美学』の内容は詩学ないしレトリックであるが、美学は「詩的哲学」であり、感性的言語の完全性をめざす諸規則の体系だからである。
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