ルネサンス教皇の即位儀礼に関する美術史学的研究

• 研究課題/領域番号: 23520123
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 美学・美術史
• 研究機関: 九州大学
• 研究代表者: 京谷 啓徳 九州大学, 人文科学研究科(研究院), 准教授 (70322063)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円); 2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2011年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 教皇 / 即位儀礼 / ポッセッソ / スペクタクル / アッパラート / 凱旋門 / 活人画 / 行列 / タブロー・ヴィヴァン / 入市式 / ローマ

研究概要

本研究では、ローマの教皇宮廷において執り行われたスペクタクル、とりわけ新たに就任した教皇がおこなう、ヴァチカンからラテラノ聖堂へのポッセッソの行列において、どのように美術要素が機能したのかについて解明することを目指した。教皇庁の公式記録、同時代人の日記、書簡ほかの各種記録を収集整理することにより、ポッセッソの際の沿道の装飾、凱旋門をはじめとする各種アッパラート（仮設建造物）やタブロー・ヴィヴァン（活人画）の実態を明らかにした。

研究成果

• [雑誌論文] 新教皇のスペクタクル-ポッセッソの行列をめぐって (2014)
  • 著者名/発表者名: 京谷啓徳
  • 雑誌名: 西洋美術研究 巻: 18(入稿済み)
  • 査読あり
• [雑誌論文] 新教皇のスペクタクル－ポッセッソの行列をめぐって (2014)
  • 著者名/発表者名: 京谷啓徳
  • 雑誌名: 西洋美術研究 巻: 18
• [学会発表] 武器甲冑は何を語るか
  • 著者名/発表者名: 京谷啓徳
  • 学会等名: 宝物研究会
  • 発表場所: 東京大学
• [図書] ポルディ・ペッツォーリ美術館展図録(京谷啓徳「武器甲冑は何を語るか」) (2014)
  • 著者名/発表者名: 小佐野重利・京谷啓徳編
  • 出版者: TBS
• [図書] 少女歌劇とレビュー(京谷啓徳「秦豊吉と額縁ショウ」) (2014)
  • 著者名/発表者名: 中野正昭編
  • 出版者: 森声社
• [図書] ポルディ・ペッツォーリ美術館展 (2014)
  • 著者名/発表者名: 京谷啓徳ほか
  • 総ページ数: 253
  • 出版者: ＴＢＳ
• [図書] 九州大学文学部人文学入門2 生と死の探求 (2013)
  • 著者名/発表者名: 京谷啓徳ほか
  • 総ページ数: 208
  • 出版者: 九州大学出版会
• [図書] TBS (2011)
  • 著者名/発表者名: 京谷啓徳ほか
  • 総ページ数: 203
  • 出版者: 『世界遺産ヴェネツィア』展図録
• [備考] 木下直之、古谷嘉章、芳賀京子、秋山聰、京谷啓徳「スペクタクルについて考える」『西洋美術研究』18(2014)(座談会、実施済み)