研究課題/領域番号 |
23520131
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美学・美術史
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研究機関 | 東京大学 (2013-2014) 日本大学 (2011-2012) |
研究代表者 |
佐々木 健一 東京大学, 人文社会系研究科, 名誉教授 (80011328)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 美学 / 創造性 / 近代 / 自動詞性 / ロマン主義 / 20世紀 / 科学・技術 / 身体 / 独創性 / 霊感 / ヴァレリー / デュシャン / アイディア / スキル / 創造・創造性 / 手と頭 / 発明・発見 / ひらめき / 集団的創造 / エンジンと制御 / 藝術 / 自然美 / 創造 / 表現 / 想像力 / 解釈 / 国際情報交流 / 現代美学 / 美 / メタファ / 象徴 / 趣味 / コミュニケーション |
研究成果の概要 |
美学は大きく変貌しつつあり、基礎概念の見直しが不可欠である。今回は特に創造概念を考察した。 自動詞的変化を旨とする日本の伝統思想の中に、創造の場所はない。この概念は、いくつかの思想伝統を原資とし、西洋近代を主導する役割を担ってきた。その到達点がロマン的思想で、創造を主要な価値と見做し、天才や霊感を語って藝術に独占的権利を認めた。20世紀になると、藝術も大きく変化し、科学・技術の重要性が高まって、知的な創造概念が台頭してきた。しかし、知的発想のなかにも身体的契機がある。創造的行為は産出と判断の2契機からなり、知的なものを含め産出は身体的、判断は頭脳的である。身心の緊密な相関が創造の鍵を握る。
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