研究課題/領域番号 |
23520140
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美学・美術史
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研究機関 | 神奈川県立近代美術館 |
研究代表者 |
長門 佐季 神奈川県立近代美術館, その他部局等, 研究員 (20393077)
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研究分担者 |
伊藤 由美 神奈川県立近代美術館, 専門研究員 (50393070)
角田 拓朗 神奈川県立歴史博物館, 学芸員 (80435825)
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連携研究者 |
山梨 俊夫 国立国際美術館, 館長 (10393068)
青木 茂 文星芸術大学, 客員教授 (40159281)
歌田 眞介 東京藝術大学, 名誉教授 (30272644)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 保存修復 / 光学調査 / 高橋由一 / 亀井茲明 / 高橋(柳)源吉 / 明治の肖像画 / 日本近代美術 |
研究概要 |
新出と既知の二枚の「西周像」について、保存科学と人文科学の二つのアプローチから総合的な検証を行った。光学調査の結果、2点の「西周像」は絵具層の顔料および各色の組成などに類似性がみられ、また、資料調査においては、作品の依頼主である旧津和野藩当主亀井茲明に宛てた由一の実子・柳源吉からの書簡二通と画稿二図が新たに発見された。 洋画排斥の風潮の厳しい状況の中、洋画の普及に奮闘する高橋父子にとって「西周像」は晩年の由一の健在ぶりを世に知らしめる重要な意味をもっていた。そうした制作の背景と調査研究の結果を考察し、2点の「西周像」はともに源吉との共働制作である可能性を含みつつ、高橋由一作と結論づけた。
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