研究課題/領域番号 |
23520172
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術学・芸術史・芸術一般
|
研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
岸 啓子 愛媛大学, 教育学部, 教授 (40036489)
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2013
|
研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2011年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 古典音律 / 平均律クラヴィア曲集 / 純正5度 / 調律法 / ビート / 音律 / 和音 / バッハ音律 / チェンバロ / J.S.バッハ / チェンバロ演奏 / 平均律クラヴィーア曲集I / バッハ / ピカルディ終止 |
研究概要 |
『平均律クラヴィア曲集I』にバッハが想定した音律について、資料および和音の協和の観点から考察した。表紙唐草は24長短調を網羅した音楽史上初の曲集をライプツィッヒトマス教会カントル職への応募作品として提出するにあたり、不適切な調律での試奏による作品評価の低下を回避するため、最適調律法(バッハ音律)を自ら表紙に記したものである。彼は音楽史上画期的な全調構成のみならずその演奏に最適な調律をも提示することで、自身の総合的能力を示したと考えられる。 完全5度の唸りの数を聴くことは調律の基本プロセスであるが、5度の唸り状態を丸の数(1~3重)で示すと共に、装飾を兼ねて唐草模様風図示した点は独特である。
|