研究課題
基盤研究(C)
『管絃音義』とは、文治元年(1185)、北山隠倫凉金撰とされる楽書である。本研究は、伝本の調査に基づき、『管絃音義』に含まれる四つの図に関する理論と思想を明らかにした。結果は次の通りである。(1)『管絃音義』の四つの図は、調体系を表した中国の旋宮図と似ているが、似て非なるものである。(2)「返音輪転図」とその解説は、『声明口伝』(大悲房寂忍、12-13世紀)における反音の記述とほぼ共通しており、その背景には四天王寺の舞楽法会と何らかの関係があった可能性もうかがえるが、今後の検証が必要である。
すべて 2014 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (4件) 学会発表 (4件)
ムーサ 沖縄県立芸術大学音楽学研究誌
巻: 第15号 ページ: 45-64
40020020429
『ムーサ 沖縄県立芸術大学音楽学研究誌』
巻: 15 ページ: 45-64
巻: 第13号 ページ: 41-51
40019244016
巻: 13 ページ: 41-51