研究課題/領域番号 |
23520184
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術学・芸術史・芸術一般
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研究機関 | 大東文化大学 |
研究代表者 |
澤田 雅弘 大東文化大学, 文学部, 教授 (20162547)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2013年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 中国書道史 / 石刻 / 刻法 / 北朝 / 墓誌 / 書法 / 伝承 / 書道史 |
研究概要 |
中国書道史上の名跡の多くは石刻が占めている。従来、それら石刻書跡は原稿である筆跡を忠実に反映していると認識し、書道史もその認識を前提に説かれてきた。本研究では、原稿である筆跡のいかんに関わらず、刻者が自前の刻し方を貫いて特定の書風を刻出する自律的刻法が、時空を越えて伝播している実態を具体的に明らかにした。 これによって、従来の認識が必ずしも石刻の実態を反映しておらず、刻法は常に書法に従属的であるとの従来の通念も否定されるべきであることが明らかになった。また、この事実は、書法に書派あるいは書統があるように、鐫刻にも特定の刻法を伝承する刻派あるいは刻統が存在したことを示唆する。
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