研究課題/領域番号 |
23520223
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
北川 扶生子 鳥取大学, 地域学部, 准教授 (70304079)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 移民 / 作文 / 国家主義 / 国際情報交流 / 日本文学 / 日本語教育 / 日系アメリカ人 / 自然表象 / 国際情報交換 |
研究概要 |
本研究では、ふたつの日本語文学圏-米国日系一世コミュニティと日本国内-における文学作品や投稿作文について、日本語の書き言葉が言文一致体に収束してゆく19世紀末から20世紀初頭の時期に焦点をあてて調査を行った。その結果、両地域において、古典的な修辞の型を利用した表現が広く浸透し、それが国民国家構築のために大きな役割を果たしたことがわかった。とくに、これまで評価すべき文学活動はなかったとみなされてきたハワイにおいて、豊かな日本語文学作品が数多く残されていることを明らかにし、そこにみられる古典的・類型的表現が、現地日系人コミュニティの統合に大きな力を発揮したことを指摘した。
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