研究課題/領域番号 |
23520242
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 駒澤大学 |
研究代表者 |
櫻井 陽子 駒澤大学, 文学部, 教授 (60211934)
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研究協力者 |
阿部 昌子 駒澤大学, 文学部, 非常勤講師
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2014年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2013年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 日本文学 / 中世文学 / 平家物語 / 本文 / 諸本 / 覚一本 / 受容 / 国文学 / 世阿弥 |
研究成果の概要 |
『平家物語』には多くの異本があり、その本文は流動しているが、例外的に覚一本(語り本系のうちの一方系の一種)は、その奥書から〈語り〉の定本として固定的に捉えられ、権威性が説かれてきた。しかし、当研究により、覚一本の本文も、規模は小さいものの流動していることが明らかになった。しかも、他の一方系の本文を参照して手を加えている。覚一本の本文の不完全さに、改めて注目すべきである。覚一本本文の権威性・固定性は再考が必要となる。また、覚一本を溯る形態は、覚一本を下るとされてきた一方系本文にも見いだされる。覚一本を含めて一方系諸本を等価に並立的に評価し、交互に柔軟に影響しあっていたと考えるべきである。
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