研究課題/領域番号 |
23520271
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 国文学研究資料館 |
研究代表者 |
寺島 恒世 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (80143080)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2013年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 歌仙絵 / 業兼本三十六歌仙絵 / 俊忠本三十六歌仙絵 / 歌合絵 / 時代不同歌合絵 / 百人一首絵 / 三十六歌仙絵 / 時代不同歌合 / 番いの意識 / 書式 / 左書き / 藤房本三十六歌仙絵 |
研究成果の概要 |
鎌倉時代以降、多様に展開する「三十六歌仙絵」は、有名な佐竹本の系譜ではなく、業兼本(なりかねぼん)の系譜が主流を形成する。それは業兼本が「時代不同歌合絵(じだいふどう-うたあわせ-え)」の影響を受け、歌合絵としての属性を継承し、創造性を発揮したからである。例えば、「左書き」という元来日本語にはない表記が生み出されるのも、歌合として左と右を対向させる強い志向に発するものであった。 歌仙絵の展開を究明するためには、歌合絵との関係を鮮明にすることが必須となる。また、それが未だに実態が明らかではない「百人一首絵」の成立の謎を解く鍵となるはずである。
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