ワイルド受容の系譜―日本と英語圏諸国との比較研究―

• 研究課題/領域番号: 23520322
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 英米・英語圏文学
• 研究機関: 京都女子大学
• 研究代表者: 日高 真帆 京都女子大学, 文学部, 准教授 (90407619)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: 比較文学 / 比較文化 / 英米文学 / 演劇学 / Oscar Wilde / Performance Studies

研究概要

本研究では日本と英語圏諸国に於けるワイルドの受容状況の比較研究を行うことによって、日本に於けるワイルド受容の複数の特徴を明らかにすることができた。また、従来日本で注目度が低かった喜劇作品の受容にも重点を置いた研究を行うことで、より均衡の取れた受容研究を進めることができた。その際、演劇に焦点を当てながらも、ワイルドの戯曲以外の作品受容にまで視野を広げてこそワイルド劇自体の受容の全貌が明らかになるため、作品の幅を広げた多角的な研究を行い、多岐に渡るワイルド受容の諸相について具体例と共に考察を深めた。

研究成果

• [雑誌論文] 単著論文(英文)"When Japanese Tradition Meets a Western 'Wit and Dramatist': Japanese Reception of Wilde's Comedies in the Meiji Era" (2014)
  • 著者名/発表者名: 日高真帆
  • 雑誌名: (英国)The Oscar Wilde Society、The Wildean 巻: 第44号 ページ: 82-89
  • 査読あり
• [雑誌論文] When Japanese Tradition Meets a Western “Wit and Dramatist”: Japanese Reception of Wilde’s Comedies in the Meiji Era (2014)
  • 著者名/発表者名: 日高真帆
  • 雑誌名: The Wildean 巻: 44 ページ: 82-89
  • 査読あり
• [学会発表] Tracing the Roots and Routes of the Performative Reception of Oscar Wilde (2013)
  • 著者名/発表者名: 日高真帆
  • 学会等名: International Federation for Theatre Research 2013年国際大会
  • 発表場所: スペイン、Institut del Teatre(国際学会口頭発表(英語))
  • 年月日: 2013-07-26
• [学会発表] Hybrid Wilde : Comparative Literature and Oscar Wilde Studies (2013)
  • 著者名/発表者名: 日高真帆
  • 学会等名: International Comparative Literature Association 第20回国際大会
  • 発表場所: フランス、 University of Paris-Sorbonnes (Paris IV)(国際学会口頭発表(英語))
  • 年月日: 2013-07-24
• [学会発表] Performing Wilde: Performative Engagements With and Within Wilde (2012)
  • 著者名/発表者名: 日高真帆
  • 学会等名: International Association for the Study of Irish Literatures 第36回年次国際大会
  • 発表場所: カナダ、モントリオール、Concordia University(国際学会口頭発表(英語))
  • 年月日: 2012-07-31
• [学会発表] When Japanese Tradition Meets a Western 'Wit and Dramatist': Early Japanese Reception of Oscar Wilde (2011)
  • 著者名/発表者名: 日高真帆
  • 学会等名: International Federation for Theatre Research 2011年国際大会
  • 発表場所: 大阪大学(国際学会口頭発表(英語))
  • 年月日: 2011-08-11
• [学会発表] When Japanese Tradition Meets a Western ‘Wit and Dramatist’: Early Japanese Reception of Oscar Wilde (2011)
  • 著者名/発表者名: 日高真帆
  • 学会等名: FIRT/IFTR International Federation for Theatre Research Annual Conference Osaka 2011
  • 発表場所: 大阪大学
• [学会発表] Hybrid Wilde: Comparative Literature and Oscar Wilde Studies
  • 著者名/発表者名: 日高真帆
  • 学会等名: International Comparative Literature Association 第 20 回国際大会
  • 発表場所: University of Paris-Sorbonne (Paris IV)
• [学会発表] Tracing the Roots and Routes of the Performative Reception of Oscar Wilde
  • 著者名/発表者名: 日高真帆
  • 学会等名: International Federation for Theatre Research 2013 年国際大会
  • 発表場所: Institut del Teatre, Barcelona
• [学会発表] Performing Wilde: Performative Engagements With and Within Wilde
  • 著者名/発表者名: 日高真帆
  • 学会等名: International Association for the Study of Irish Literatures (IASIL) 2012
  • 発表場所: （カナダ）コンコルディア大学
• [学会発表] Hybrid Wilde: Comparative Literature and Oscar Wilde Studies
  • 著者名/発表者名: 日高真帆
  • 学会等名: The International Comparative Literature Association (ICLA) 2013
  • 発表場所: （フランス）ソルボンヌ大学
• [図書] 共著『比較文化への視点』、担当箇所 : 単著論文「夜鳴鶯からサロメへ―『サロメ』と「ナイチンゲールと薔薇の花」の比較考察―」 (2013)
  • 著者名/発表者名: 丸橋良雄、廣田麻子、日高真帆, 他12名、14番目
  • 総ページ数: 168
  • 出版者: 英光社
• [図書] 比較文化への視点 (2013)
  • 著者名/発表者名: 日高真帆他
  • 総ページ数: 168
  • 出版者: 英光社
• [図書] 共著『越境する文化』、担当箇所: 単著論文「女優の死―Sibyl Vane と Lady Alroy からの考察―」 (2012)
  • 著者名/発表者名: 塚田幸光、山内啓子、日高真帆, 他14名、6番目
  • 総ページ数: 200
  • 出版者: 英光社
• [図書] 越境する文化 (2012)
  • 著者名/発表者名: 丸橋良雄、日高真帆他
  • 総ページ数: 201
  • 出版者: 英光社
• [図書] 共著『比較文化の響宴』、担当箇所:単著論文「肖像画からバンベリズムへ―ワイルド作品に於ける「二重生活」の変容― 」 (2011)
  • 著者名/発表者名: 國友万裕、佐川昭子、日高真帆, 他15名、12番目
  • 総ページ数: 214
  • 出版者: 英光社
• [図書] 比較文化の響宴 (2011)
  • 著者名/発表者名: 丸橋良雄、日高真帆他
  • 総ページ数: 214
  • 出版者: 英光社
• [備考] 1. 招待講演「オスカー・ワイルドが描く女性達―喜劇作品を中心に―」日高真帆、単独、京都女子大学文学部英文学科春期公開講座、於京都女子大学、2011年5月13日。