研究課題/領域番号 |
23520323
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
|
研究機関 | 大正大学 |
研究代表者 |
伊藤 淑子 大正大学, 文学部, 教授 (50223201)
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2013
|
研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
|
配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | マーガレット・フラー / 19世紀の女性 / アメリカのフェミニズム / 女性のキャリア意識 / ジェンダー / 超絶主義 / 19世紀アメリカ / キャリア意識の形成 / 女性の権利 / 社会改革 / ジャーナリズム / 論理的戦略 |
研究概要 |
女性の知性と論理性が美徳であるとは認められなかった時代に、果敢な声を挙げたマーガレット・フラーの著作を丁寧に分析することが本研究の目的であった。フラーの主著であり、アメリカのフェミニズムの先駆的な本であるにもかかわらず、屈折した論理展開と引用を多用する英語表現の難解さによって、日本ではあまり読まれてきたとはいえない『19世紀の女性』を日本語に訳し、研究期間中に出版した。 フラーの主張には矛盾がないわけではない。本質主義的な性差を否定し、徹底した個人主義を貫きながら、フラーは理想的な人間関係の構築と社会改革を唱える。『19世紀の女性』以降の仕事も含め、フラーのキャリア形成を分析した。
|