研究課題/領域番号 |
23520337
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 関東学院大学 |
研究代表者 |
中村 友紀 関東学院大学, 経済学部, 准教授 (80529701)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2013年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | シャリヴァリ / パブリック圏 / 公共性 / 復讐劇 / 心性 / 民衆文化 / 演劇 / 近代初期イングランド / スキミントン / 自己認識 / コミュニティ / 仮面劇 / パブリック |
研究概要 |
16-17 世紀イングランドにおいて、演劇がパブリック圏創出の場となり、人の意識およびイングランド社会の近代化の一要因となった、そのメカニズムの検証を行った。複数の演劇作品および各種資料の分析を通じて、民衆儀礼シャリヴァリなど示威行為や復讐の表象から、近代的個人の権利や正義の意識を検証した。近代初期人が自律的に振る舞い、その自己認識の形成には、演劇という媒体の文化的要因があったという議論を、6本の論文において行った。最終的に、パブリックおよびパブリック圏の観点から、演劇の集団的受容経験を通じて、観客がコミュニケーション・ネットワーク持ちえ、それが近代初期文化の生成に関与したという結論に至った。
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