研究課題/領域番号 |
23520395
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学(英文学を除く)
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
大出 敦 慶應義塾大学, 法学部, 准教授 (90365461)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ステファヌ・マラルメ / フランス / 象徴主義 / 19世紀 / フランス文学 / マラルメ / 言語学史 / インド学 / 仏文学 |
研究概要 |
本研究で、われわれはマラルメの言語観の形成に果たした同時代の言語学とインド学の影響を考察した。言語学とインド学とにマラルメがかかわったのは、彼が直面した文学的な「虚無」の問題の解決のためであった。しかし言語学とインド学を通した虚無の探求は、彼に散文作品「イジチュール」の挫折しかもたらさなかった。これ以降の言語学や東洋学と接点を持つマラルメの「古代の神々」や「英単語」は虚無の再検討であり、ここから最終的に東洋的な空無と類似する思想を取り入れた言語観を導き出したことを明らかにした。
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