研究課題
基盤研究(C)
同語反復文,矛盾文,自明文,確認文,メタファー文などは情報価値がゼロ,あるいはゼロに近く,情報伝達機能という言語の常態を逸脱した表現ともいえるが,頻度も高く,その意味作用においては各表現を通じてある種の共通性が見られ,また通言語的にも類似性が観察される.本研究では,これらの文の意味生成メカニスムについて,主観性仮説の点から解明を試みた.その結果,これらはいわば枠組みだけの文であり,ゼロ化された情報部分は,「真実性」,「望ましさ」,「実現要請」という三種の主観性のいずれかによって埋められ,結果的に意味が生み出される,ということを明らかにした.
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