研究課題/領域番号 |
23520470
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 熊本県立大学 |
研究代表者 |
村尾 治彦 熊本県立大学, 文学部, 教授 (50263992)
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研究分担者 |
小薗 真知子 熊本保健科学大学, 保健科学部, 教授 (80128272)
大塚 裕一 熊本保健科学大学, 保健科学部, 准教授 (70638436)
宮本 恵美 熊本保健科学大学, 保健科学部, 講師 (80623511)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 構文ネットワークモデル / 失語症 / 認知文法 / 構文ネットワーク / 認知言語学 |
研究概要 |
本研究では、助詞の生起する構文を各助詞のプロトタイプ的用法から周辺的用法に基づいて分類し、それに対する失語症者の各用法の理解度を調査した。今回はデ格とヲ格の構文に顕著な結果が見られた。デ格の構文では、プロトタイプ用法の「道具」「場所」が文想起率の課題で回答率が高く、原因、様態、時間などの周辺用法になるにつれて低くなった。ヲ格の構文については理解度を測る穴埋め課題の結果、プロトタイプ用法のから周辺用法に行くにつれ正答率が低くなった。従来、助詞の多義性を無視して用法の違いに関係なく評価あるいは訓練が行なわれてきたが、プロトタイプと周辺の区別を考慮した失語症者のデータ分析が重要であることが分かった。
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