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宮沢賢治の言葉と文体―近代の地方における「標準語」の受容の実態―

研究課題

研究課題/領域番号 23520542
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 日本語学
研究機関岩手大学

研究代表者

小島 聡子  岩手大学, 人文社会科学部, 准教授 (70306249)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2015-03-31
研究課題ステータス 完了 (2014年度)
配分額 *注記
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2014年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2013年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2012年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード近代語 / 宮沢賢治 / 口語体 / 方言 / 標準語 / 浜田広介 / 近代日本語 / 佐々木喜善 / 日本語学
研究成果の概要

宮沢賢治の語法について、童話作品を中心に考察した。分析にあたって、宮沢賢治と、比較対象として浜田広介・佐々木喜善の作品を基にコーパスを作成した。
その結果、宮沢賢治の作品には、標準語の中に方言の語法の影響とみられる語法がみられることを指摘した。
また、宮沢賢治の童話の文体は、副詞の用法などから話し言葉的な性格が強いことを指摘した。これは子供向けの作品として平易な文体を目指し、硬質な書き言葉を避けようとしたためであると考えられる。また、地の文などに方言の影響が出るのも、話し言葉的であることが作用した結果であると考えられる。

報告書

(5件)
  • 2014 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2013 実施状況報告書
  • 2012 実施状況報告書
  • 2011 実施状況報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2015 2013 2012 2011

すべて 雑誌論文 (4件) (うち謝辞記載あり 1件、 査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 宮沢賢治の童話における程度副詞-程度の大きさを表す表現について-2015

    • 著者名/発表者名
      小島聡子
    • 雑誌名

      『近代語研究』

      巻: 第18集 ページ: 207-226

    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
    • 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 宮沢賢治と浜田広介の語法にみる方言からの影響2013

    • 著者名/発表者名
      小島聡子
    • 雑誌名

      国立国語研究所論集

      巻: 第5号 ページ: 29-43

    • 関連する報告書
      2012 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 花巻方言の資料としての宮沢賢治作品2013

    • 著者名/発表者名
      小島聡子
    • 雑誌名

      賢治とイーハトーブの「豊穣学」

      ページ: 161-188

    • 関連する報告書
      2012 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 宮沢賢治の童話における「標準語」の語法2012

    • 著者名/発表者名
      小島聡子
    • 雑誌名

      近代語研究

      巻: 第16集 ページ: 329-347

    • 関連する報告書
      2011 実施状況報告書
  • [学会発表] 宮沢賢治と浜田広介の文体比較2015

    • 著者名/発表者名
      小島聡子
    • 学会等名
      共同研究プロジェクト「通時コーパスの設計」研究打ち合わせ
    • 発表場所
      国立国語研究所
    • 年月日
      2015-04-18
    • 関連する報告書
      2014 実績報告書
  • [学会発表] 近代の地方出身作家の助詞の用法について ―宮沢賢治と濱田広介-2011

    • 著者名/発表者名
      小島聡子
    • 学会等名
      「近代語コーパス設計のための文献言語研究」共同研究会発表会
    • 発表場所
      国立国語研究所
    • 関連する報告書
      2011 実施状況報告書

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公開日: 2011-08-05   更新日: 2019-07-29  

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