研究課題/領域番号 |
23520800
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
堀 裕 東北大学, 文学研究科, 准教授 (50310769)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2013年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 予言 / 讖 / 皇位継承 / 道鏡 / 聖徳太子 / 未来記 / 宝誌 / 四天王寺縁起 / 叡福寺 |
研究概要 |
7-13世紀の東アジアの讖(予言)を分析し、讖が日本の皇位継承に果たした役割等を明らかにした。8世紀の立太子か即位には、必ず瑞亀や文字の奇瑞など図讖が出現している。それらが出現する方法と論理からみて、道鏡即位の託宣は図讖だが、道鏡法王就任の契機となった舎利出現は図讖ではない。それゆえ法王を皇位継承者とみることはできない。その後、天皇権威の変化により、8世紀末には図讖の皇位継承に果たす実質的役割は失われる。11世紀以降には、宋皇帝の正当性を示す宝誌和尚讖の影響を受け、石製聖徳太子讖が出現するが、当初は寺院の興隆を目的としていた。13世紀には戦乱・政権交代など再び政治史と結びつく讖が登場する。
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