研究課題/領域番号 |
23520815
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
西別府 元日 広島大学, 文学研究科, 教授 (50136769)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2015年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 駅家 / 宿 / 駅家雑事 / 国司(受領) / 半井本「医心方」紙背文書 / 駅路 / 供給 / 王朝国家体制 / 在庁官人 / 公卿勅使 / 古代東海道 / 道の継承性 / 紀行文 / 半井本『医心方』 / 礼儀類典 / 太子道 / 麻利子(丸子)宿 / 日本坂 / 三島地方 / 古代山陽道 / 吾妻鏡 / 類聚符宣抄 / 郡司・在地領主 / 中国行程記 / 時範記 / 中右記 / 鹿跡坂 / 粟倉荘 / 国司 / 七道 / 初倉駅 / 野後駅 / 初倉荘 / 東海道 |
研究成果の概要 |
奈良時代の交通システムの要である駅家制が衰退した平安時代中後期にも、国司による任国内の交通機能が維持されていた。公的な旅行者が朝廷から派遣されると、国司は、任国内の地方豪族や、国司の政務執行機関である国衙に出仕する役人(在庁官人)に、命令を下し、旅行者に食事と宿泊施設の提供(これらを供給という)を命じた。こうしたシステムを駅家雑事という。 この駅家雑事を担う人びとは、食事を提供し宿泊をする施設を提供することによって一定の権益を獲得したものと考えられる。その実態については、史料的制約もあって、明確にしがたいが、こうした施設が恒常化することによって「宿」の原初的施設が誕生したと考えられる。
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