研究課題
基盤研究(C)
創刊当初より、雑誌『民族』には二つの編集方針が併存していた。前者は地道に各地の郷土研究者から採集報告を募る柳田国男、後者は欧米の文化人類学の成果を紹介する岡正雄ら若手研究者によって代表された。柳田にとって危惧されたのは、細かな郷土研究の成果が文化人類学と同一視され、民俗学の分野が侵食される可能性があることだった。この大正時代末に胚胎された問題は、戦後、民俗学は文化人類学の一部となることで活性化するという石田英一郎の提案で再燃する。
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三田文学
巻: 2014夏 ページ: 2-13
国立歴史民俗博物館研究報告
巻: 第165集(日本における民俗研究の形成と発展に関する基礎研究) ページ: 317-337
別冊『環』
巻: 18 ページ: 123-126