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中世大般若経の史料学構築に向けての基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23520856
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 日本史
研究機関独立行政法人国立文化財機構九州国立博物館

研究代表者

藤田 励夫  独立行政法人国立文化財機構九州国立博物館, 学芸部博物館科学課, 保存修復室長 (00416554)

研究期間 (年度) 2011 – 2013
研究課題ステータス 完了 (2013年度)
配分額 *注記
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2011年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード大般若経 / 版本 / 「崇永版」 / 玄奘三蔵
研究概要

平成23~24年度においては、『大日本史料』、『大日本古記録』、『史料纂集』、『正・続史料大成』、『平安遺文』、『鎌倉遺文』、『国史大系』、各都道府県等自治体史を検索し、大般若経に関する記事を収集した。また、各都道府県等自治体史の本編・史料編、および全国都道府県および主要都市のホームページにある文化財目録を検索し、全国の大般若経の所在情報を収集した。さらに、国内、中国、韓国において、古経典および料紙の調査を実施した。
平成25年度は、中国・唐時代に玄奘三蔵が大般若経の訳経事業を行った、中国・西安の現地調査を実施した。主な調査先は、訳経事業が行われた大慈恩寺、玄奘の墓塔のある興教寺、陝西省博物館、西安博物院、碑林博物館である。
カリフォルニア大学バークレー校東アジア図書館所蔵の「崇永版」大般若経の調査を実施した。当該大般若経は、本研究の主要な対象である「崇永版」大般若経の一揃えであり、三井家に伝来していたものである。過去に川瀬一馬氏が存在することだけを紹介したことがあるが、その後、全点の調査を実施したのは初めてのことである。調査では、全巻を巻頭から巻末まで通して通覧し、版心、版木長、料紙、奥書等、総合的な調査を実施した。本調査結果は、論文にまとめて公開を予定している。
なお、今後は、今年度8月以降に実施する予定であった、史料のデータベース化を図る予定である。データベースでは、各史料集から抜き出した大般若経関連の史料を編年して集成するとともに、所蔵者別の大般若経の一覧を作成する。

報告書

(3件)
  • 2013 実績報告書
  • 2012 実施状況報告書
  • 2011 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 2013 2012

すべて 学会発表 (1件) 図書 (2件)

  • [学会発表] 古文書料紙の物理的手法による調査研究2012

    • 著者名/発表者名
      藤田励夫
    • 学会等名
      東京大学史料編纂所共同利用・共同研究拠点研究集会 日本史史料共同研究の新たな展開
    • 発表場所
      東京大学
    • 関連する報告書
      2012 実施状況報告書
  • [図書] 海外展「日本文化」展図録2014

    • 著者名/発表者名
      藤田励夫ほか
    • 出版者
      文化庁・九州国立歴史博物館・ベトナム国立歴史博物館
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [図書] 上杉家文書国宝への道ー修復と紙の世界ー2013

    • 著者名/発表者名
      近江の中世文書料紙について
    • 総ページ数
      4
    • 出版者
      米沢市上杉博物館
    • 関連する報告書
      2012 実施状況報告書

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公開日: 2011-08-05   更新日: 2019-07-29  

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