フランス絶対王政の統治構造再考：官僚制、治安、裁判

• 研究課題/領域番号: 23520902
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 西洋史
• 研究機関: 長崎大学
• 研究代表者: 正本 忍 長崎大学, 大学院水産・環境科学総合研究科, 准教授 (60238897)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円); 2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2011年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: マレショーセ / 官僚制 / 治安 / 裁判 / フランス / ノルマンディー / アンシアン・レジーム / 絶対王政 / 警察 / 売官制 / ノルマンディ

研究概要

本研究の目的は、アンシアン・レジーム期の国王の裁判所・警察であったマレショーセを主たる研究対象として、フランス絶対王政の統治構造を官僚制、治安、裁判の側面から再検討することであった。上述の研究目的のうち、論文という形で成果をあげられたのは、とりわけ官僚制からの再検討である。当該期間に公表した４本の論文によって、1720年の一連の改革がマレショーセに親任官制を導入したことの意義を強調し、オート＝ノルマンディー地方のマレショーセおける親任官制の実態を明らかにした。しかし、治安面、裁判面からの検討の成果を論文にまとめることはできなかった。今後の課題としたい。

研究成果

• [雑誌論文] 近世フランスにおける国王役人の昇進―騎馬警察隊員の昇進人事― (2014)
  • 著者名/発表者名: 正本忍
  • 雑誌名: 七隈史学 巻: 第16号 ページ: 177-190
  • NAID: 40020050167
  • 査読あり
• [雑誌論文] 近世フランスにおける国王役人の昇進 ―騎馬警察隊員の昇進人事― (2014)
  • 著者名/発表者名: 正本忍
  • 雑誌名: 七隈史学 巻: 16 ページ: 177-190
  • NAID: 40020050167
  • 査読あり
• [雑誌論文] マレショーセから売官制を見る―全面的改組直後(1720～30年)のマレショーセの官職と親任官職― (2012)
  • 著者名/発表者名: 正本忍
  • 雑誌名: 日仏歴史学会会報 巻: 第27号 ページ: 33-47
• [雑誌論文] 新生マレショーセにおける« officiers »の採用・就任手続 (2012)
  • 著者名/発表者名: 正本忍
  • 雑誌名: 総合環境研究 巻: 第14巻第2号 ページ: 11-21
  • NAID: 110009421088
  • 査読あり
• [雑誌論文] 「新生マレショーセにおける « officiers » の採用・就任手続」 (2012)
  • 著者名/発表者名: 正本忍
  • 雑誌名: 『総合環境研究』 巻: 第14巻第２号 ページ: 11-21
  • NAID: 110009421088
  • 査読あり
• [雑誌論文] 「マレショーセから売官制を見る ―全面的改組直後（1720～30年）のマレショーセの官職と親任官職―」 (2012)
  • 著者名/発表者名: 正本忍
  • 雑誌名: 『日仏歴史学会会報』 巻: 第27号 ページ: 33-47
• [学会発表] マレショーセから売官制を見る (2012)
  • 著者名/発表者名: 正本忍
  • 学会等名: 日仏歴史学会
  • 発表場所: お茶の水女子大学(東京都文京区)
• [学会発表] マレショーセから売官制を見る (2012)
  • 著者名/発表者名: 正本忍
  • 学会等名: 日仏歴史学会
  • 発表場所: お茶の水女子大学
• [図書] 大日方純夫編『警察(近代ヨーロッパの探求⑬)』(共著、執筆担当(正本忍):第2章「フランス絶対王政期の騎馬警察―マレショーセ研究の射程―」) (2012)
  • 著者名/発表者名: 林田敏子
  • 出版者: ミネルヴァ書房
• [図書] 『警察（近代ヨーロッパの探求(13)）』 (2012)
  • 著者名/発表者名: 正本忍（共著） 林田敏子・大日方純夫編
  • 出版者: ミネルヴァ書房