研究課題/領域番号 |
23520936
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
考古学
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研究機関 | 京都橘大学 |
研究代表者 |
五十川 伸矢 京都橘大学, 現代ビジネス学部, 教授 (30127047)
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研究分担者 |
王 衛明 京都橘大学, 文学部, 教授 (50248613)
吉田 晶子 国立民族学博物館, 外来研究員 (00449828)
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研究協力者 |
湯川 紅美 日本銀行金融研究所貨幣博物館, 学芸員
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2011年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 梵鐘 / 袈裟襷 / 銘文 / 鋳型 / 造型法 / 湯口系 / 鋳鐘民俗 / 鋳造技術 |
研究概要 |
本共同研究において7~13世紀の日本鐘・中国鐘・朝鮮鐘の実物の調査によって、日本鐘は、中国鐘の様式、および現存しない中国鐘あるいは朝鮮鐘の技術の影響のもとに7世紀に成立し、それ以降も中国鐘や朝鮮鐘の影響を絶えず受けながら、様式と技術の変化をとげてきたことが判明した。また、中国における鋳鐘民俗技術には、中国国内でも地域差があり、日本鐘に類似する様式の鐘が分布する江南地域には、日本鐘鋳造の民俗技術に類似する造形技術が存続している。このほか、日本鐘の銘文も、朝鮮鐘と中国鐘の影響によって変遷したと考えられる。これらは、東アジアにおける文化交流と呼ぶべきものである。
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