研究課題
基盤研究(C)
本研究は、ミャンマーにおける「民族」の境界と「宗教」の境界との相関関係に関する考察である。19世紀の英領植民地時代に活躍したキリスト教宣教師ジャドソンとクッシングは、それぞれ辞典編纂に努力しただけではなく、仏教とキリスト教の対話、さらにはビルマ文化、シャン文化の知識との交流に貢献してきた。他方、イスラム教の場合は、マジョリティであるビルマ族仏教徒とは、民族的にも宗教的にも境界が明確であり、対話と交流の実績は歴史的に希薄で「対立」の背景になっているように思われる。今後も、ミャンマーにおける多様性に関して、知識の構築、再構築の観点から考察を深化しなければならないのである。
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「民族」・宗教・文化化-ミャンマー,カンボジアを事例に-
巻: 1巻 ページ: 13-35
巻: 1巻 ページ: 38-44
「民族」・宗教・文化化-ミャンマー、カンボジアを事例にー
巻: 1 ページ: 13-35
巻: 1 ページ: 38-44