研究課題/領域番号 |
23530015
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎法学
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研究機関 | 立教大学 (2012-2013) 大阪市立大学 (2011) |
研究代表者 |
瀧川 裕英 立教大学, 法学部, 教授 (50251434)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 政治的責務 / 遵法義務 / 法的状態 / 自然状態 / 地球の正義 / フェアプレイ / グローバル・ジャスティス / カント / D・ミラー / 人権 / R・ドゥオーキン |
研究概要 |
本研究の目的は、政治的責務と遵法義務の異同を考察することで法と国家の基礎理論を構築することにあり、この目的のために、政治的責務を正当化する諸理論のうち、公正の原理に訴えるフェアプレイ論と、国家がもたらす利益に訴える自然状態論を検討し、人間の存在論的事実を考慮に入れるならば、強制力を伴う決定としての法が妥当する状態が各人に利益をもたらすことを示し、地球規模での(潜在的には宇宙規模での)権利保障すなわち法的状態を実現する義務として遵法義務を理解した上で、その遵法義務を適切に果たすために、そしてその限りで、政治的責務は正当化されることを示した。
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