日本における行政救済制度史の総合的研究

• 研究課題/領域番号: 23530042
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 公法学
• 研究機関: 早稲田大学
• 研究代表者: 岡田 正則 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (40203997)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円); 2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
• キーワード: 国家賠償法 / 行政裁判法 / 行政裁判所 / 裁判所構成法 / 国家無答責 / 国の不法行為責任 / 公権力の行使 / 行政処分

研究概要

研究成果の第一が、著書『国の不法行為責任と公権力の概念史』（弘文堂、2013年）である。同書では、「行政処分」と「行政行為」概念の歴史的・比較法的分析などをつうじて、日本行政法の多元的な構成と現代におけるそれらの不整合から生じている諸問題について、「公権力の行使」概念に焦点を合わせて分析した。また、この成果をもとにして、Law and Society Association, 2013 International Meeting in Boston (on May 31. 2013)の学会報告を担当した。

研究成果

• [雑誌論文] 巨大自然災害・原発災害と法―基礎法学の視点から― (2013)
  • 著者名/発表者名: 岡田正則
  • 雑誌名: 法律時報 巻: 85巻3号 ページ: 77-79
• [雑誌論文] Masanori, Climate Protection and Sustainability in Japan (2013)
  • 著者名/発表者名: OKADA
  • 雑誌名: Climate Change and Environmental Hazards Related to Shipping ページ: 99-101
• [雑誌論文] 基地騒音の差止請求と改正行政事件訴訟法 (2013)
  • 著者名/発表者名: 岡田正則
  • 雑誌名: 早稲田法学 巻: 88巻3号 ページ: 1-65
  • NAID: 120005334168
  • 査読あり
• [雑誌論文] Climate Protection and Sustainability in Japan: Tasks Following March 11th 2011 (2013)
  • 著者名/発表者名: OKADA, Masanori,
  • 雑誌名: Koch/Koenig (eds.), Climate Change and Environmental Hazards Related to Shipping, Brill, 2013 巻: 1 ページ: 1-1
• [雑誌論文] 巨大自然災害・原発災害と法―基礎法学の視点から (2013)
  • 著者名/発表者名: 岡田正則
  • 雑誌名: 法律時報 巻: 85巻3号 ページ: 77-79
• [雑誌論文] 国による石綿建材の指定・認定行為と国家賠償責任 (2012)
  • 著者名/発表者名: 岡田正則
  • 雑誌名: 早稲田法学 巻: 87巻2号 ページ: 75-701
  • 査読あり
• [雑誌論文] 公法学と法実務・基礎法学 (2012)
  • 著者名/発表者名: 岡田正則
  • 雑誌名: 法律時報 巻: 84巻3号 ページ: 63-67
• [雑誌論文] 「地方自治とナショナルミニマム——社会保障における国家・社会・個人——」日本社会保障法学会編『新・社会保障法講座(第3巻)』 (2012)
  • 著者名/発表者名: 岡田正則
  • 雑誌名: 法律文化社 ページ: 49-66
• [雑誌論文] 現代における法・判例の形成と実定法学の課題——企画趣旨説明 (2012)
  • 著者名/発表者名: 岡田正則
  • 雑誌名: 法の科学 巻: 43号 ページ: 8-15
• [雑誌論文] The Formation and Development of the Economic Administrative Law in Japan, in (2012)
  • 著者名/発表者名: OKADA, Masanori
  • 雑誌名: Journal of Law and Economic Regulation 巻: vol.5 ページ: 169-200
• [雑誌論文] 韓国憲法裁判所の沿革と現状——二つの「最高裁判所」の競合問題と相乗的発展—— (2012)
  • 著者名/発表者名: 岡田正則
  • 雑誌名: 法と民主主義 巻: 470号 ページ: 6-12
• [雑誌論文] 日本における行政訴訟制度の形成史と改革の課題 (2012)
  • 著者名/発表者名: 岡田正則
  • 雑誌名: 司法(JURIS/韓国大法院) 巻: 22巻 ページ: 389-446
• [雑誌論文] 現代における法・判例の形成と実定法学の課題 (2012)
  • 著者名/発表者名: 岡田正則
  • 雑誌名: 法の科学 巻: 43 ページ: 8-15
• [雑誌論文] 韓国憲法裁判所の沿革と現状――二つの「最高裁判所」の競合問題と相乗的発展―― (2012)
  • 著者名/発表者名: 岡田正則
  • 雑誌名: 法と民主主義 巻: 470 ページ: 6-12
• [雑誌論文] 日本における行政訴訟制度の形成史と改革の課題 (2012)
  • 著者名/発表者名: 岡田正則
  • 雑誌名: 司法（韓国・大法院） 巻: 22 ページ: 389-446
• [雑誌論文] 「権利論と裁量論」早稲田大学大学院法学研究科(編) (2011)
  • 著者名/発表者名: 岡田正則
  • 雑誌名: 法学研究の基礎<法と権利> ページ: 93-111
• [雑誌論文] 公法学における歴史研究の意義——近代的な「時間」の観念と立憲主義・法治国家—— (2011)
  • 著者名/発表者名: 岡田正則
  • 雑誌名: 公法研究 巻: 73号 ページ: 21-41
• [雑誌論文] 韓国における憲法裁判所および行政法院の機能と役割 (2011)
  • 著者名/発表者名: 岡田正則・河明鎬
  • 雑誌名: 比較法学 巻: 45巻2号 ページ: 1-18
  • NAID: 110008708649
• [雑誌論文] 地方分権改革後における条例制定権の範囲に関する一考察——神奈川県臨時特例企業税条例事件控訴審判決の検討を中心に—— (2011)
  • 著者名/発表者名: 岡田正則
  • 雑誌名: 早稲田法学 巻: 87巻1号 ページ: 1-36
  • 査読あり
• [雑誌論文] 公法学における歴史研究の意義----近代的な「時間」の観念と立憲主義・法治国家---- (2011)
  • 著者名/発表者名: 岡田 正則
  • 雑誌名: 公法研究 巻: 73号 ページ: 21-41
• [学会発表] 日本における行政訴訟制度改革の歴史的背景 (2013)
  • 著者名/発表者名: 岡田正則
  • 学会等名: 第9回日中公法学シンポジウム
  • 発表場所: 華東政法大学
  • 年月日: 2013-11-30
• [学会発表] Historical Development of the State Redress System in Japan, in (2013)
  • 著者名/発表者名: OKADA, Masanori, Modern States, Citizenship, and the Nation
  • 学会等名: 2013 International Meeting in Boston, Law and Society Association
  • 発表場所: Boston
  • 年月日: 2013-05-31
• [学会発表] 日本における法曹養成制度・司法試験制度の改革——歴史的背景・成果・展望—— (2013)
  • 著者名/発表者名: 岡田正則
  • 学会等名: 考選制度国際・両岸学術研討会(2013 International and Cross-Strait Conference)
  • 発表場所: 台湾考試院
• [学会発表] 巨大自然災害・原発災害と法―基礎法学の視点から― (2012)
  • 著者名/発表者名: 岡田正則
  • 学会等名: 第6回基礎法学総合シンポジウム
  • 発表場所: 日本学術会議講堂
  • 年月日: 2012-07-07
• [学会発表] The Formation and Development of the Economic Administrative Law in Japan, in (2012)
  • 著者名/発表者名: OKADA, Masanori
  • 学会等名: 経済行政法理論研究セミナー
  • 発表場所: 韓国・ソウル大学校
  • 年月日: 2012-02-28
• [学会発表] 日本における経済行政法理論の生成と展開 (2012)
  • 著者名/発表者名: 岡田 正則
  • 学会等名: ソウル大学校公益産業法センター第32回国際学術大会「日韓の経済行政法の研究動向と課題」
  • 発表場所: ソウル大学
• [学会発表] 現代における法・判例の形成と実定法学の課題——企画趣旨説明 (2011)
  • 著者名/発表者名: 岡田正則
  • 学会等名: 2011年度民主主義科学者協会法律部会学術総会・全体シンポジウム
  • 発表場所: 立命館大学(京都)
  • 年月日: 2011-11-27
• [学会発表] 行政裁量の司法審査----科学技術をめぐる行政判断とその制御を中心に---- (2011)
  • 著者名/発表者名: 岡田正則
  • 学会等名: 第7回日中公法学シンポジウム
  • 発表場所: 東南大学(南京)
  • 年月日: 2011-10-28
• [学会発表] Climate Protection and Sustainability in Japan (2011)
  • 著者名/発表者名: OKADA, Masanori
  • 学会等名: Tasks Following March 11th 2011, in : Internationaler Umweltrechtstag Hamburg 2011
  • 発表場所: Bucerius Law School, Hamburg
  • 年月日: 2011-09-15
• [学会発表] 公法学と法実務・基礎法学 (2011)
  • 著者名/発表者名: 岡田正則
  • 学会等名: 第5回基礎法学総合シンポジウム「日本における「法学」の現状と可能性―法実務・実定法学・基礎法学―」
  • 発表場所: 早稲田大学
  • 年月日: 2011-07-09
• [学会発表] 公法学と法実務・基礎法学 (2011)
  • 著者名/発表者名: 岡田 正則
  • 学会等名: 第５回基礎法学総合シンポジウム
  • 発表場所: 早稲田大学
• [学会発表] 現代における法・判例の形成と実定法学の課題----企画趣旨説明 (2011)
  • 著者名/発表者名: 岡田 正則
  • 学会等名: 民主主義科学者協会法律部会・2011年度学術総会
  • 発表場所: 立命館大学
• [学会発表] Climate Protection and Sustainability in Japan - Tasks following March 11th 2011 (2011)
  • 著者名/発表者名: 岡田 正則
  • 学会等名: Hamburg International Environmental Law Conference 2011
  • 発表場所: Bucerius Law Schol, Hamburg
• [学会発表] Modern States, Citizenship, and the Nation: Historical Development of the State Redress System in Japan
  • 著者名/発表者名: OKADA, Masanori
  • 学会等名: 2013 International Meeting in Boston, Law and Society Association
  • 発表場所: Boston（アメリカ合衆国）
• [学会発表] 日本における法曹養成制度・司法試験制度の改革：歴史的背景・成果・展望
  • 著者名/発表者名: 岡田正則
  • 学会等名: 台湾考試院主催「考選制度国際・両岸学術研討会（2013 International and Cross-Strait Conference）」
  • 発表場所: 台湾・台北市
  • 招待講演
• [学会発表] 日本における行政訴訟制度改革の歴史的背景
  • 著者名/発表者名: 岡田正則
  • 学会等名: 第9回日中公法学シンポジウム
  • 発表場所: 上海市・華東政法大学（中国）
  • 招待講演
• [図書] 国の不法行為責任と公権力の概念史 (2013)
  • 著者名/発表者名: 岡田正則
  • 総ページ数: 322
  • 出版者: 弘文堂
• [図書] ドイツ環境法 (2012)
  • 著者名/発表者名: ハンス＝ヨアヒム・コッホ（編）／岡田 正則（監訳）
  • 総ページ数: 435
  • 出版者: 早稲田大学比較法研究所／成文堂
• [図書] 法学研究の基礎＜法と権利＞（分担部分：「権利論と裁量論」） (2011)
  • 著者名/発表者名: 早稲田大学大学院法学研究科（編）
  • 総ページ数: 253
  • 出版者: 早稲田大学大学院法学研究科