私法関係における差別禁止法理の検討

• 研究課題/領域番号: 23530095
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 民事法学
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 山本 敬三 京都大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (80191401)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円); 2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 差別 / 平等 / 基本権 / 人格権 / 私法 / 国際情報交流（ドイツ） / 国際研究者交流（ドイツ） / 国際情報交換（ドイツ）

研究概要

本研究は、現在、労働関係だけでなく、他の私法関係においても差別的な取扱いが問題となっている状況に鑑み、特にドイツにおける一般平等取扱法をめぐる議論を手がかりとして、私法関係における差別禁止法理を平等権の侵害ではなく、人格権の侵害と社会参加権の侵害から基礎づけた上で、憲法の私人間適用に関する基本権保護義務論に接合することにより、差別禁止の要件と効果を判断するための枠組みを構築した。

研究成果

• [雑誌論文] 差別表現・憎悪表現の禁止と民事救済の可能性 (2013)
  • 著者名/発表者名: 山本敬三
  • 雑誌名: 国際人権 巻: 24号 ページ: 77-90
• [学会発表] 差別表現・憎悪表現の禁止に関する国際人権法の要請と各国の対応 (2012)
  • 学会等名: 国際人権法学会
  • 年月日: 2012-11-10
• [学会発表] 差別表現・憎悪表現の禁止に関する国際人権法の要請と各国の対応－民法から (2012)
  • 著者名/発表者名: 山本敬三
  • 学会等名: 国際人権法学会
  • 発表場所: 慶應義塾大学
  • 招待講演
• [学会発表] Rechtsvergleichende Untersuchung des japanischen und deutschen Leistungsstoerungsrechts (2012)
  • 著者名/発表者名: Keizo Yamamoto
  • 学会等名: Symposium "Rezeption des europaeischen Rechts in Ostasien"(招待講演)
  • 発表場所: 大韓民国忠南大学
• [学会発表] Rechtsvergleichende Untersuchung des japanischen und deutschen Leistungsstoerungsrechts (2011)
  • 著者名/発表者名: Keizo Yamamoto
  • 学会等名: Deutsch-japan, -koreanische Tagung zum Thema "Aktuelle Fragestellungen des Delikts- und Verfahrensrechts"(招待講演)
  • 発表場所: ミュンヘン大学
• [学会発表] Die Entwicklung des Leistungsstoerungsrechts seit 1900 (2011)
  • 著者名/発表者名: Keizo Yamamoto
  • 学会等名: Symposium "Rechtstransfer in Japan und Deutschland"(招待講演)
  • 発表場所: 慶應義塾大学
• [図書] 民法講義I総則 (2011)
  • 著者名/発表者名: 山本敬三
  • 総ページ数: 653
  • 出版者: 有斐閣
• [備考] 「人権に関する研修会」を開催しました。(2013年1月18日)
  • URL: http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news7/2012/130118_3.htm