研究課題
基盤研究(C)
本研究の成果として、"Subjective error measure"と題する論文を完成させた。サベッジの主観的期待効用理論によると、意思決定者は、不確実性の下で、「二乗誤差」を最小化するように行動することが示される。しかし、意思決定者が、「二乗誤差」を用いて近似を行っていると決めてかかって良い理由は特にない。当該論文では、サベッジの公理系を弱め、主観的な誤差の尺度を用いて近似を行うような意思決定者の行動を特徴付けた。伝統的な統計的意思決定理論と公理的意思決定理論の融合という新しい研究テーマの創出という観点から見て、一定の意義を持つ研究ではないかと考えている。
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