研究課題/領域番号 |
23530235
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
若森 章孝 関西大学, 経済学部, 教授 (60067725)
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連携研究者 |
篠田 武司 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (20115405)
安孫子 誠男 千葉大学, 法経学部, 教授 (20115520)
水野 有香 大阪市立大学, 経済学研究科(研究員), 助教 (00588486)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2011年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 積極的労働市場政策 / デンマークモデル / 移動的労働市場 / 労働―福祉ネクサス / ドイツモデル / 社会的包摂 / アクティベーション / 非正規雇用 / 柔軟性 / 保障性 / 生涯教育 / フレキシキュリティ / デンマーク・モデル / 欧州経済危機 / 保護された移動 / ワークフェア / デンマーク・モデル / ドイツ・モデル / 欧州債務危機 / 社会的投資国家 / 新しい社会的リスク / ポスト工業化 / 機能的柔軟性 / 欧州雇用戦略 |
研究成果の概要 |
本研究は、①2008年秋以来の欧州経済危機に最も効果的に対応したのはデンマークモデル(解雇規制の緩和、手厚い失業給付、積極的労働市場政策)ではなく、ドイツモデル(高い雇用保障、操業短縮による労働時間の柔軟性)であること、② のフレキシキュリティ政策は非正規雇用の増大に見られるように、保障性を伴わない柔軟性を増大させたこと、③これらはデンマークモデルを理想化し、柔軟性と保障性が対立的でないことを主張する欧州委員会の政策理念の見直しを迫っていること、④フレキシキュリティの刷新には、柔軟性と保障性の多元的な補完関係を5つの保護された移動によって制度化する移動的労働市場論が有効なこと、を明らかにした。
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