デジタル財を伴う複数流通チャネル管理に関する研究

• 研究課題/領域番号: 23530280
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 応用経済学
• 研究機関: 大阪府立大学
• 研究代表者: 中山 雄司 大阪府立大学, 経済学部, 教授 (20326284)
• 研究期間 (年度): 2011-04-28 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円); 2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
• キーワード: 垂直的製品差別化 / 流通チャネル / 電子商取引 / デジタル製品 / 音楽産業 / 音楽配信 / 出版産業 / 電子書籍

研究成果の概要

電子商取引の中でも音楽配信や電子書籍市場の進展が近年は著しい。このような背景の下で本プロジェクトではデジタル財登場後のメーカーの複数流通チャネルの管理問題を扱い，デジタル財登場が経済に与える影響に関する理論的考察を行い，以下の結果を得た。デジタル財の登場により，メーカーはその利潤を必ず増やすことができるが，物的財の販売数量は，増える場合も減る場合もある。さらに，費用面で劣位な小売業者の販売数量がゼロとなるようにメーカーが卸売価格を上げる場合がある。このような状況とデジタル財の品質がある条件を満たすほど低いことが重なると，物的財の小売価格が上昇し物的財を購入し続ける一部の消費者の厚生が下がる。

研究成果

• [雑誌論文] Opening a Direct Digital Channel: the Impact of Versioning on the Physical Product Market with Heterogeneous Retailers (2013)
  • 著者名/発表者名: Yuji Nakayama
  • 雑誌名: Discussion Paper New Series, (School of Economics, Osaka Prefecture University) 巻: No. 2013-4 ページ: 1-43
  • NAID: 120006720193
• [学会発表] Opening a Direct Digital Channel: the Impact of Versioning on the Physical Product Market with Heterogeneous Retailers (2015)
  • 著者名/発表者名: 中山 雄司
  • 学会等名: Seminars in Economics
  • 発表場所: Hull University Business School, Kingston upon Hull (United Kingdom)
  • 年月日: 2015-03-12
• [学会発表] Opening a Direct Digital Channel: the Impact of Versioning on the Physical Product Market with Heterogeneous Retailers
  • 著者名/発表者名: 中山雄司
  • 学会等名: 2013年度日本応用経済学会秋季大会
  • 発表場所: 法政大学多摩キャンパス
• [備考] 大阪府立大学学術情報レポジトリ
  • URL: http://repository.osakafu-u.ac.jp/dspace/browse?type=author&value=Nakayama%2C+Yuji
• [備考] 中山雄司 - researchmap
  • URL: http://researchmap.jp/read0065955/
• [備考] 中山 雄司 - Researchmap
  • URL: http://researchmap.jp/read0065955/?lang=english
• [備考] Yuji Nakayama - Researcher - ReaD & Researchmap
  • URL: http://researchmap.jp/read0065955/?lang=english
• [備考]
  • URL: http://researchmap.jp/read0065955/