研究課題
基盤研究(C)
当研究では、川越少年刑務所で行われている職業訓練が、出所者の5年以内の刑務所再入確率を統計的に有意に下げるかについて2002年から2005年に出所した受刑者を対象として実証研究を行った。具体的には1)入所者の属性別再入確率の基本統計量、2)入所者の属性と職業訓練への参加の関係、3)入所者の属性と再入確率の関係、4)入所者のその他の属性を所与とした場合の、職業訓練受講と再入確率の関係、5)入所者の属性ごとにサンプルを分けた上での職業訓練受講と再入確率の関係の分析を行った。最も重要な実証結果として、入所者への職業訓練の受講は、出所後の再入確率を統計的に有意に下げるとの結論を得た。
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