研究課題/領域番号 |
23530408
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済史
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
高槻 泰郎 神戸大学, 経済経営研究所, 准教授 (70583798)
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研究分担者 |
中林 真幸 東京大学, 社会科学研究所, 准教授 (60302676)
結城 武延 秀明大学, 総合経営学部, 講師 (80613679)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 経済史 / 経営史 / 日本史 / 国際研究者交流 |
研究概要 |
近世大名が当時最大の資金調達市場であった大坂で資金調達を行う方法は大別すれば2つある。第一に短期財務証券として米切手を発行すること、第二に特定の両替商と融資契約を結ぶこと、の2つである。江戸幕府は、米切手の財産権は強く保護した一方で、第二の私的な融資契約については、債権保護を加えなかった。江戸幕府は、債権保護の重要性を認識しつつも、あまり債権者保護に偏ってしまうと、大名の資金繰りを悪化させ、幕藩間の緊張を惹起しかねない。そこで私的貸付については当事者間の交渉に委ね、政策金融については、債権者と債務者の状況を見極めつつ、どちらの保護を強く示すべきかを、時宜に応じて判断していたのである。
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