企業活動のグローバル化の下での自律的行動促進のための原価企画システム

• 研究課題/領域番号: 23530600
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 会計学
• 研究機関: 立教大学
• 研究代表者: 諸藤 裕美 立教大学, 経済学部, 教授 (20335574)
• 研究期間 (年度): 2011-04-28 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円); 2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: 原価企画 / 自律的行動 / トヨタ / 管理会計 / 自律的組織 / グローバル化 / エンパワメント / 内発的動機づけ / 進化

研究成果の概要

本研究では、自律的行動を動機づけるための管理会計の要件は何かを理論的に検討し、それら要件はいかに企業に導入され、管理会計システムを進化させてきたのかをトヨタの原価企画の事例により明らかにした。自律的行動とは、市場志向やより深い経営理念を共有しながら、各組織単位とその構成員が自律的に情報収集・判断・行動し、必要に応じて他の組織単位やその構成員と情報的相互作用を行い、組織全体として環境の変化に敏感に適応することをいう。また、本研究では、グローバル化が原価企画にもたらす問題点への対処のあり方、自律的行動とその先行要因との関係への国民文化等の要因の影響に関しても理論的・実証的に検討した。

研究成果

• [雑誌論文] 国民文化とマネジメント・コントロール・システムとの関係の研究に関する一考察 (2014)
  • 著者名/発表者名: 諸藤裕美
  • 雑誌名: 會計 巻: １８６（４） ページ: 448-461
  • NAID: 40020201845
  • 謝辞記載あり
• [雑誌論文] エンパワメントのための管理会計システム設計・運用に関する一考察‐経営管理学領域のエンパワメント研究をもとに‐ (2012)
  • 著者名/発表者名: 諸藤裕美
  • 雑誌名: 立教経済学研究 巻: 第65巻第4号
  • NAID: 110008901991
• [学会発表] Target costing as a management control system for product innovation: a case study of Toyota.
  • 著者名/発表者名: Yumi Morofuji
  • 学会等名: European Accounting Association
  • 発表場所: Dauphine University, France
• [学会発表] 自律的組織のための管理会計システムの再検討と原価企画研究への含意
  • 著者名/発表者名: 諸藤裕美
  • 学会等名: 日本会計研究学会
  • 発表場所: 一橋大学
• [学会発表] Target costing as a management control system for product innovation: a case study of Toyota.
  • 著者名/発表者名: Yumi Morofuji
  • 学会等名: European Accounting Association
  • 発表場所: Dauphine University, France
• [図書] 自律的組織の管理会計 原価企画の進化 (2013)
  • 著者名/発表者名: 諸藤裕美
  • 総ページ数: 412
  • 出版者: 中央経済社