研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、イエやムラを生活保障組織として捉える有賀喜左衞門の見解と、「家族圏」と「屋敷地共住集団」という東南アジア研究の知見を駆使して、日本の農村とインドネシア・バリ島の農村の家族組織と社会組織を対比することである。東北地方の農山漁村とバリ島のジャティルイ村の事例研究からは、近代化やグローバル化の進展のなかで、どちらの村も大きく変化していることが明らかにされた。だが、こうした変化は、それぞれの文化圏に固有の家族組織や社会組織の解体に直結したとは必ずしも言えない。本研究からは、これらの生活保障組織が、環境変化に対応して再編されていることが示された。
すべて 2014 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件) 図書 (2件) 備考 (3件)
専修人間科学論集社会学篇
巻: 4巻2号 ページ: 119-135
120006786075
専修人間科学論集
巻: 第4巻第2号 ページ: 119-136
巻: vol2,No2 ページ: 81-98
In N.Yoshihara(ed),Global Migration and Ethnic Communities.Victoria : Trans Pacific Press
ページ: 61-83
東北学院大学経済学論集
巻: 第177号 ページ: 291-311
40019166114