研究課題
基盤研究(C)
康楽館(秋田県)、ながめ余興場(群馬県)、永楽館(兵庫県)、金丸座(香川県)、内子座(愛媛県)、嘉穂劇場(福岡県)、八千代座(熊本県)など、日本各地で戦前に建てられた古い芝居小屋の復興の動きがみられる。そのほとんどは、いっときは実質的な活動を中断し、取り壊しや倒壊の寸前にまで追い込まれていたものの、奇跡的に生き残り、蘇生したものである。今では、それらの多くは地域再生の中核施設として再活用に向けての施策や運動も進められているのである。本研究では、相当数の芝居小屋の実態調査を実施、それらの再生の契機と経緯、活動・活用実態、地域社会へのインパクトなどを探った。