研究概要 |
日本社会福祉士会会員に対する質問紙調査の結果,本来のソーシャル・アクションを実践できている社会福祉士は一部であることが明らかになった.また,重要性を認識しながらも,実践できていない状況が見られた.このような結果を踏まえ,成果が確認された社会福祉士による42のソーシャル・アクションの実践事例を分析した結果,日常業務等で課題に気づき,調査等で正確に把握しながら,行政職員,専門職,地域住民等の課題理解の促進および組織化を図っていることが明らかになった. そして,制度運用やサービスの改善,サービスの創設に向けて多様な手段を活用していた.
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