紛争解決におけるマクロ公正と公正世界信念

• 研究課題/領域番号: 23530810
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 社会心理学
• 研究機関: 山形大学
• 研究代表者: 福野 光輝 山形大学, 人文学部, 准教授 (30333769)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円); 2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2011年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
• キーワード: 公正 / マクロ公正感 / 公正感 / 社会心理学

研究概要

本研究では、一般市民のマクロ公正感と公正世界信念が、公共事業紛争に対する一般市民のとらえ方におよぼす効果を検討した。公共事業紛争を解決するうえでは、紛争当事者だけでなく一般市民の意向を考慮することが必要である。とくに一般市民が、紛争当事者の利害関心をどのように知覚するかは、一般市民の公共事業への賛否を規定するとともに、紛争解決を方向づけると考えられる。この仮説は、2回のウェブ調査によって検討され、部分的に支持された。

研究成果

• [学会発表] マクロ公正感が公共事業への支持におよぼす効果 (2014)
  • 著者名/発表者名: 福野光輝
  • 学会等名: 日本社会心理学会第55回大会
  • 発表場所: 北海道大学
• [学会発表] 勤勉さが報酬分配におよぼす効果 (2013)
  • 著者名/発表者名: 福野光輝・森和彦
  • 学会等名: 東北心理学研究
• [学会発表] 姿勢としての努力が報酬分配におよぼす効果 (2013)
  • 著者名/発表者名: 福野光輝・森和彦
  • 学会等名: 日本心理学会第77回大会発表論文集
• [学会発表] 努力の可視性が報酬分配におよぼす効果 (2012)
  • 著者名/発表者名: 福野光輝
  • 学会等名: 東北心理学研究
• [学会発表] マクロ公正感が公共事業への支持におよぼす効果
  • 著者名/発表者名: 福野光輝
  • 学会等名: 日本社会心理学会第55回大会発表論文集
• [学会発表] 努力の可視化が報酬分配におよぼす効果
  • 著者名/発表者名: 福野光輝
  • 学会等名: 東北心理学会
  • 発表場所: 新潟大学
• [学会発表] 対人葛藤における間接方略
  • 著者名/発表者名: 福野光輝
  • 学会等名: 日本応用心理学会
  • 発表場所: 北星学園大学
• [図書] 交渉とは佐々木美加(編著)交渉の心理学 (2012)
  • 著者名/発表者名: 福野光輝
  • 出版者: ナカニシヤ出版
• [図書] 交渉の心理学（分担執筆、第1章担当） (2012)
  • 著者名/発表者名: 福野光輝
  • 総ページ数: 165
  • 出版者: ナカニシヤ出版
• [図書] 「展望現代の社会心理学3 社会と個人のダイナミクス」の第4章「社会的公正」（分担執筆） (2011)
  • 著者名/発表者名: 福野光輝
  • 総ページ数: 332
  • 出版者: 誠信書房
• [備考] 現在、2012年3月に実施した調査結果にもとづく投稿論文を準備中である。また、2014年3月実施の調査データを用いた学会発表(4)にもとづいた投稿論文も準備中である