研究課題
基盤研究(C)
他者の心的状態の推測である「察し」はいかなる文化にも存在する。しかしながら、そのプロセスは文化によって異なることが、多くの文化心理学的研究から予測される。本研究では、「察し」とは、文化的自己観を用いて対人知覚をする傾向のことであると考え、その機能の文化差を明らかにするために、文化的自己観に関連する他者理解尺度、心の理論、エモーショナルインテリジェンス、思いやりを基にした察し機能尺度を作成し、さらに実験課題における対人知覚傾向と察し機能との関連を文化心理学的視点から検証した。日本においては相互協調的対人知覚傾向が高いと察し機能得点が高くなる傾向が見られた。
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