研究課題/領域番号 |
23530882
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
園田 直子 久留米大学, 文学部, 教授 (50171393)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2013年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ADHD傾向 / 不注意 / 順向性注意 / 逆向性注意 / 注意の補足 / 段取り不足 / 衝動性 / 不適応傾向 / 不注意傾向 / 順行的注意 / 逆行的注意 / 注意の配分 / 重さ系列化課題 / 実行機能 / 重さの系列化 |
研究概要 |
ADHD傾向を持つ人の不注意傾向と認知的な課題の遂行方略,および誤りとの関連を検討した。参加者は大学生であり,重さの系列化課題を用いた。ADHD傾向尺度得点が高い参加者は逆行的な注意の不足を反映する「比較1回」方略が多くみられるという仮定は支持された。加えて,順向的な注意の不足・衝動性を反映した方略である「比較0回」方略,および何度も比較を繰り返して完成に至る方略も尺度得点の高さと関連していた。この方略は「段取り不足」を,遂行中に注意を補足することで解決する方略と解釈された。ADHD傾向の高い人は,単純な認知課題を遂行する際にも注意の配分が適切に行われていないことが示された。
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