研究課題
基盤研究(C)
日本人が生涯でがんに罹患する確率はおよそ2人に1人である現在、がん患者に対する心理的支援の重要性が指摘されている。本研究は、ポジティヴ心理学の視点から、個人のポジティヴィティを高めるグループ介入プログラムを開発し、乳がん患者を対象として、入院および外来の現場における介入実践を通してその効果を確認することを目的とした。手術後の時期に行った、心理教育および「親切行動」「よいこと探し」などのポジティヴ課題を中心とするポジティヴ介入により、1年後の心理的健康状態が良好であることなどが確認されている。この介入は、退院時オリエンテーションを兼ねるなど、一般病院でスタッフが無理なく活用できるものと考える。
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