研究課題
基盤研究(C)
軽度認知機能障害(以下MCIとする)25名、軽症アルツハイマー病(以下ADとする)38名、健常者22名を対象とし、漢字・仮名単語の書取、漢字の写字、文章書字課題を行い、対象群間の比較を行った。その結果、仮名単語書取と写字において対象群間に有意差はなかったが、漢字単語書取において軽症ADが有意にMCI、健常者よりも書き誤りが多くみられた。文章書字に関しては、軽症AD、MCIが健常者よりも有意に成績が低下していた。課題によって対象群間の違いが明らかとなり、漢字単語の書取にみられる書字障害はADになってはじめて明瞭となり、文章の書字はMCIにおいても障害がみられる可能性があることが示唆された。
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Dementia and Geriatric Cognitive Disorders Extra
巻: 5(3) 号: 3 ページ: 309-319
10.1159/000437297
120005758013
Dement Geriatr Cogn Disord Extra
巻: 2 ページ: 29-37