研究課題
基盤研究(C)
本プロジェクトでは,雄マウスの社会性発達における親和行動の役割について検討した.新奇雄との遭遇によって誘発される扁桃体の神経応答亢進について隔離の時期と期間を変数に検討したところ,亜核間で大きな違いがあった.雄同士を隔てる金網の目が細かい場合は攻撃が,粗い場合は臆病反応が低下し,関与する経験が異なることが裏付けられた.ハンドリングだけでも雄間闘争が生じたことから,何らかの「攪乱」の影響が示唆された.ケージ交換後闘争の闘争得点による数量化が社会構造を探る上で有効であることがわかった.
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筑波大学心理学研究
巻: 44 ページ: 7-15
40019450277