研究課題/領域番号 |
23531019
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 尚絅学院大学 |
研究代表者 |
太田 健児 尚絅学院大学, 総合人間科学部, 教授 (00331281)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ライシテ / ジュール・フェリー / フェルディナン・ビュイッソン / デュルケーム / 世俗的道徳教育論 / モラルサイエンス / フランス第三共和制 / 19世紀フランス型リベラルアーツ / ライックな道徳教育論 / モラル・リアリティ / 社会実在論 / 集合表象論 / スピリチュアリティ / 規律 / 集合表象 / メタ倫理学 / モラル・サイエンス / 宗教 / フェリックス・ペコ |
研究成果の概要 |
本研究は、フランス第三共和制期における政教分離問題、所謂「ライシテ」を発端とした道徳教育論争の詳細を解明したものである。ライシテ関連法成立(1881年,1882年,1886年)に伴い、宗教教育を排除したライックな道徳教育論が多数輩出していたが、その詳細は不明であった。研究の結果、ライシテ下の反教権主義・共和主義派の道徳教育論(ライックな道徳教育論)には、デュルケームのモラルサイエンスの系譜(無神論的な立場)と一般教養(当時のリベラルアーツ的なもの)や教訓的な言説によって構成された自己修養論的な道徳論(必ずしも無神論ではない)との二つの系譜が存在したことが解明された。
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