日本固有の社会関係資本の概念と測定尺度の検討―子育て・教育問題の社会学的研究

• 研究課題/領域番号: 23531111
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 教育社会学
• 研究機関: 早稲田大学 (2012-2013); お茶の水女子大学 (2011)
• 研究代表者: 垂見 裕子 早稲田大学, 高等研究所, 准教授 (10530769)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円); 2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
• キーワード: 社会関係資本 / 親の教育参加 / 格差 / 教育社会学 / 保護者と学校と地域の連携 / 家庭の教育力 / 質的調査

研究概要

本調査は、小学生の子どもを持つ親の社会関係資本の実態を明らかにするのが目的で、都内の社会経済状況の異なる二つの区から対象校2校を選定し、保護者・教員に対するインタビュー調査を実施した。保護者は教員や他の保護者やコミュニティと、どのような関係性を構築し、その関係性からどのような情報や信頼関係や規範を得ているのか。親はそれらのネットワークや資源を、子どもの教育にどのような場面でどのように活用しているのか。また親の所有する社会関係資本とその活用のあり方は、親の社会経済的状況により異なるのかを明らかにした。

研究成果

• [雑誌論文] Explaining TIMSS 2011 results : Background, school and teacher factors (2014)
  • 著者名/発表者名: Nonoyama-Tarumi, Y. and Willms, J. D.
  • 雑誌名: Paper commissioned for the EFA Global Monitoring Report 2013. Learning and Teaching for Development, UNESCO
• [雑誌論文] Explaining TIMSS 2011 results: Background, school and teacher factors (2014)
  • 著者名/発表者名: Nonoyama-Tarumi, Y. and Willms, J. D.
  • 雑誌名: Background Paper for EFA Global Monitoring Report 2013 巻: - ページ: 1-39
• [雑誌論文] Child Development in Developing Countries : Introduction and Methods (2012)
  • 著者名/発表者名: Bornstein, M, Britto, P. R., Nonoyama-Tarumi, Y., Ota, Y., Petrovic, O. and Putnick, D. L.
  • 雑誌名: Child Development(Wiley) 巻: 83(1) ページ: 16-31
  • 査読あり
• [雑誌論文] Child Development in Developing Countries: Introduction and Methods (2012)
  • 著者名/発表者名: Bornstein, M, Britto, P. R., Nonoyama-Tarumi, Y., Ota, Y., Petrovic, O. and Putnick, D. L.
  • 雑誌名: Child Development 巻: 83(1) ページ: 16-31
  • 査読あり
• [雑誌論文] Prevalence and Determinants of Participation in Shadow Education in Four East Asian Societies (2011)
  • 著者名/発表者名: Nonoyama-Tarumi, Y.
  • 雑誌名: 比較教育学研究(日本比較教育学会) 巻: 第42号 ページ: 63-82
  • 査読あり
• [雑誌論文] 第1章家庭の社会経済的背景(SES)の尺度構成, 第2章(2)保護者の関与・家庭の社会経済的背景・子どもの学力
  • 著者名/発表者名: 垂見裕子
  • 雑誌名: 平成25年度全国学力・学習状況調査(きめ細かい調査)の結果を活用した学力に影響を与える要因分析に関する調査研究(お茶の水女子大学)
• [学会発表] 学習時間の比較―日本・香港・上海における小中高校生調査から― (2013)
  • 著者名/発表者名: 垂見裕子
  • 学会等名: 第65回日本教育社会学会大会
  • 発表場所: 埼玉大学
• [学会発表] 学力格差の国際比較―TIMSS2011から見るHeyneman-Loxley(H-L)効果 (2013)
  • 著者名/発表者名: 垂見裕子
  • 学会等名: 第49回日本比較教育学会大会
  • 発表場所: 上智大学
• [学会発表] 日本の子ども達の学校生活とソーシャルキャピタルの関連について (2011)
  • 著者名/発表者名: 垂見裕子
  • 学会等名: ソフトパワーとソーシャルキャピタル～学際的研究の展望～
  • 発表場所: 琉球大学
• [学会発表] PISAから日本の学力格差をみる－家庭的背景・学習方略を中心に－ (2011)
  • 著者名/発表者名: 垂見裕子
  • 学会等名: 日本教育社会学会公開国際シンポジウム(招待講演)
  • 発表場所: お茶の水女子大学
• [学会発表] 学習時間の比較―日本・香港・上海における小中高校生調査から―
  • 著者名/発表者名: 垂見裕子
  • 学会等名: 日本教育社会学会
  • 発表場所: 埼玉大学
• [学会発表] 学力格差の国際比較―TIMSS2011から見るHeyneman-Loxley(H-L)効果」『第49回日本比較教育学会大会
  • 著者名/発表者名: 垂見裕子
  • 学会等名: 日本比較教育学会
  • 発表場所: 上智大学
• [図書] 日本の学力格差:高等学校における学校間格差と学校内格差」耳塚寛明(編)『学力格差に挑む (2013)
  • 著者名/発表者名: 垂見裕子
  • 出版者: 金子書房
• [図書] ｢日本の学力格差：高等学校における学校間格差と学校内格差｣, 耳塚寛明（編）『学力格差に挑む』 (2013)
  • 著者名/発表者名: 垂見裕子、耳塚寛明、蟹江教子、岩崎香織、寺崎里水、中島ゆり、王傑、浜野隆、小玉重夫
  • 出版者: 金子書房