研究課題
基盤研究(C)
本研究では日・米・仏の大学入試の問題分析とその準備教育の調査を通して、各国の試験ではいかなる能力を測定しているのか、それは社会で求められる能力といかに関連するのかを能力観のモデル化を試みて明らかにした。モデル化では、①知識の性質(「経験的」対「学問的」)と②教育目標(「価値的」対「技術的」)の2つの指標を組み合わせる事により、4タイプの能力観を規定した。アメリカのSATは効果的な推論力を(応用型)、日本のセンター試験は内的共同体を作り上げるための共感力を(共同体型)、フランスのバカロレアは、弁証法を使い新たな前提条件を創り上げる力(政治型)を測っていることが明らかになった。
すべて 2015 2014 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (12件) (うち招待講演 7件) 図書 (4件)
Comparative Sociology
巻: 14 ページ: 79-101
『国語教育研究手法の開発』
巻: 特別号 ページ: 28-32
『教育学研究』
巻: 81(2) ページ: 176-186
110009830425
『教師学研究』
巻: 増刊号:学びを描き出し、伝える ページ: 66-69
日本教育評価研究会編『指導と評価』
巻: 第58巻10号 ページ: 10-12
名古屋大学大学院教育発達科学研究科紀要
巻: 58巻第2号 ページ: 1-13