研究課題/領域番号 |
23531149
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
|
研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
長崎 秀昭 弘前大学, 教育学部, 教授 (80374809)
|
研究分担者 |
大熊 徹 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (40152087)
岩永 正史 山梨大学, 教育人間科学部, 教授 (00223412)
成田 雅樹 秋田大学, 教育文化学部, 准教授 (50361217)
山室 和也 国士舘大学, 文学部, 准教授 (40240080)
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2012
|
研究課題ステータス |
中途終了 (2011年度)
|
配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2011年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 小学校 / 文法 / 教科書 / 文法体系 |
研究概要 |
平成23年度は、研究の手始めとして小学校文法体系確立のための基礎的要件の設定を計ることを目的に、以下の作業を行った。 一つには、(1)教科書教材分析による文法事項の特質と問題点の抽出である。これは現行版の小学校の国語科検定教科書のすべてを取り上げ、そこに文法事項がどのように記述されているかを明らかにする作業である。観点・分量・教材例など、いくつかの共通する項目を設けて検討を加えることを目指した。 もう一つは、(2)過去の文法学説の比較・検討である。学校文法に影響を与えた文法学説だけでなく、そうでない文法学説も取り上げ、学校教育に応用できる文法とは何かについてその基礎的な学術成果を明らかにしようとした。 その結果、(1)については、小学校教科書における言語教材の分析を行うことができた。この分析をふまえ、今後の研究における課題の洗い出しや再検討、および研究仮説や研究方針の改善について話し合った。その過程で、学校文法は基礎となる文法理論の特質から、学習者にとって受動的な役割を担うものであったことが改めて確認され、これからの時代に求められる能動的な言語力を育成するには課題が大きいことが明らかとなった。この研究成果をふまえ、山室氏が学会発表を行った。 一方、(2)については、研究代表の体調不良などの理由から、充分な会合をもつことができなかったために、当初予定していた形での結果を得るには至らなかった。これについては、教科書教材の分析と並行させながら言語主体の主観と客観の問題を中核に据えつつ、次年度以降の課題とすることとした。
|